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2016年12月6日火曜日

劇場版艦これの話

松本清張に失礼(本文参照)

 某日に近所の映画館で砂の器が上映されるという話を聞いて見に行こうかと思っていたが、丁度ブログのネタになりそうな艦これ劇場版もやっている。どちらかにしようと考えたが、「流石に艦これと比べるのは松本清張氏に失礼」という事で砂の器だけにするはずだった。が

結局両方見た。

しかも上映館は別なのでわざわざ移動している。まあこうして記事になっているので良しとする。



感想
うんこ味のカレーボンカレーになった。
最初からこれが出ていればここまで炎上はしてない。
金があれば火災も止まる。
地上波でやらかしたことを大体取り繕うことに成功しただけでも十分

※ボンカレー
レイトショー料金で見る分には全く問題ない出来であることの例え。まあ記事主は割りとアニメ映画に対する評価を下げる傾向があるのでそこら辺は考慮してもらいたい。

 金をかけた分戦闘シーンは高水準になり、更に無駄なギャグ違和感のあったゲーム中のセリフ使用は何処かに飛んでいったので割りとまともになっている。特に戦闘シーンは結構激しく動くし、照明弾や探照灯の描写が良い。(なお照射した艦はもれなく損傷した模様。)ただし地上波での失敗を考えると「これくらいはやって当然」という気がする。まあ話も一応もちゃんとオチがついてるしいわゆる「如月ショック」の救済と設定面の説明が入ったのでよしとするべきか。中の人の考えている世界観がどういうものなのかが知りたいなら見た方がいいが、知りたい人がどの程度いるのかはわからない。
 取り敢えず「お気に入りの艦娘が登場している提督」や「レイトショーで何か見たいけど見たい映画は一通り見てしまった映画好き」、「地雷を踏みに行く芸をやりたいが本当の地雷を踏みたくはない人」はぜひ見に行くべきとは言っておこう。少なくとも糞ではない。


ほか雑感
 見る前の「やはり地雷なのでは」という嫌な予感を半分くらい戦闘シーンで吹き飛ばした直後はこれ。誰が生きてたのかは言うまい。

見た人はわかるのでこれ以上は何も言わない。(画像は『はだしのゲン』5巻より)
あと艦これ改でも海が赤くなるがこういうことなのかとわかる。

・そういえば吹雪さん予告編で言われるほどピンチになってない。むしろ言っている側のメンタルがピンチなので若干予告編詐欺。
・劇場版なのか流血表現解禁。艤装の損傷も細かい。
・熟練見張を始めとする各種妖精さんの描写が細かくて良い。員しかしあの外見で戦闘機に乗ってドッグファイトとは・・・。
・夏の夕暮れ。


ついでに砂の器の感想



 謎が解けていく事による爽快感のような何かと、事件の原因がわかってくる事による虚しさが、歴史に残る名曲「宿命」と共に押し寄せてくる重たい映画。細かいあらすじやレビューはもっと言葉の上手な人類がやっているのでしない。上映時間が少し長い(143分)ので、今の感覚だと間延びした感じを受けるが、その分描写は丁寧。もちろんこっちは自信を持ってオススメできる。実際の地名とかも出てくるので聖地巡礼もできるけど、映画を見ると巡礼しようとは思わなくなるほどの僻地揃い。


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