西側のMLRSの中でも特に異彩を放つユニットがATCMS。面制圧を主任務とするM270等に対して、ATACMSは精密射撃を主任務としている。使用する弾頭はAP20のクラスター弾なので、命中すれば歩兵と艦船を除く全てのユニットを1撃で破壊できる。そして当然のように散布界も狭い、というか威力のことを考えると指定した地点には確実に着弾すると言っていい。一方で他のMLRSのような面制圧には全く向かない。
ATACMSの主目標は高級戦車や高級ヘリのような高価値目標、砲兵や対空ユニットになる。炸裂する高度が高いのでヘリコプターも撃破可能。また砲兵は発射炎から位置を特定できるので、相手が陣地転換をしなければ確実に撃破できる。
逆を言うと敵側がATACMSを使い始めた場合は、高価なユニットは後方に下げるなどして見つからないようにし、砲兵は確実に陣地転換を行う必要がある。使っている当人が気づかなくても、下の画像のように射撃地点にフレアを設置されてしまえばそのうち馬鹿でかいミサイルが飛んで来る。
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