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2019年4月17日水曜日

SEL50F18

絞り優先AEの存在意義を知ることのできるレンズ。

あらすじ

 最寄りの某カメラ屋で状態の良い中古品を見つけてしまった記事主は、長年連れ添ったWX350SELP1650を下取りに出して単焦点レンズを買ったのだった。
「ここはキ○ムラ。中古も安く買い取りは高い。」
「だから僅かな差額で」「僅かな差額で」
「「そのレンズは君のものだ。」」
 
出費は5000円ほどでした。

レンズの概要

 その性能と価格から非常に評価の高いレンズ。キットレンズの次に買うレンズとしてよく候補に上がる50mm単焦点レンズで、開放F1.8という口径からくるボケと、初心者には嬉しい手ぶれ補正がこのレンズの特徴。

レンズ構成図
ちなみにこのレンズは特殊な硝材を使っていない。手ぶれ補正込で2万円代の価格になっている理由がこれらしい。

あとMTF曲線。絞るとすごく写りが良くなるよ、っていうのは何となく分かる。

見た目

 α6000に装着した場合の見た目や重心の位置は良好。だがそれを全て台無しにしてくるレンズフード。逆さに付けるとレンズの3分の2を隠してしまうくらいの長さで、しかも形状がただの筒。おかげで付けるとものすごくかっこ悪い。保護フィルターをつけてフード無しで使いたい。

AF

 Eマウントの存在意義はAFにあるといっても過言ではない。が、やはり設計が古いのか比較的新しいSEL18135に比べると少し遅い。日中でも1回通り過ぎて戻ってくる「コントラストAFで微調整してます」という感じの動きをするが、決して遅いわけではない。

 ロックオンオートフォーカスやAF-Cで撮影するときっちり被写体を追ってくれるので、子供や動物の撮影も大丈夫。

描写

 絞るに連れて描写が大きく変わっていくレンズ。細かいレビューはもう散々出尽くしているのであまり書いてもしょうがないが、開放では大きなボケ(と収差)、絞れば解像感と、F値を動かすことで写真の何が変わっていくのかがはっきりわかる。手ぶれ補正も絞りで遊ぶためについているようなものと思えばいい。
開放だとふんわり

 ただし開放で撮影した場合の収差が目立つ。等倍でもなくても結構分かるので、撮って出しの人には気になるかもしれない。
絞るとくっきり

まとめ

 「絞り優先モードにして撮影するのが楽しくなるレンズ」とでも言っておきたい。キットレンズの次と考えれば、表現できる範囲が大きく広がるこのレンズは非常におすすめできる。もし開放からガチガチに解像するレンズがほしいなら、SigmaのF2.8単焦点レンズ群の方をおすすめする。手ぶれ補正は無いけど中古なら安い。

ちなみに保護フィルタの直径は49mm。ダブルズームレンズキットについてくるSEL55210と同じなので使い回すことができる。

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