2018年7月5日木曜日

(少女前線/Girl's frontline)世界観解説: 「三女神計画」

『パン屋少女』の発端となった計画。

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三女神計画

三女神計画[18]は南極とUURSGによる、最初で最後の共同事業だ。蜜月関係にあった頃は両国の関係は極めて良好だったため、極めて短い期間の内に計画から実行まで進んだ。UURSGのウィリアム博士と南極のフィリップ博士がこのもう一つのGAVIRUL再現計画を主導し、ウィリアム博士は標本の再構成を、フィリップ博士はGAVIRULの遺伝子配列と遺跡の適合性の分析を担当した。ラケシスの標本が失われていたため (UURSG側が故意に隠したとも言われている)、アントロポスの標本の再構成から計画は始まった。人工子宮の開発だけでなく、試験管ベビーを志願者の子宮へ移植することも行われた。技術の進歩は実験体の生存率を72.3%まで引き上げ、実験体G-179、G-214とG-264の3体が生存した。3体の実験体全てが、成長特性と遺伝学的欠損を受け継いだ。ウィリアム博士は実験体をそれぞれ「ジェフティ」「ノイル」「ルーニシア」 [19]と名付け、3年間に渡って観察を行った。ウィリアム・フィリップ博士の目的の相違から2084年に計画は一時停止し、 2085年にUURSGと南極の関係が悪化すると、南極側の研究チームはベルリンから帰国するよう本国から命令を受けた。しかしUURSGの特殊部隊がこれを妨害し、彼ら全員の帰国は達成されなかった。2086年には大規模暴動が発生し、フィリップ博士とその妻はキャンベラで行方不明になり、その後紛争で死亡したとされている。彼らの息子は護衛され南極に帰国した。G-214「ノイル」とG-264「ルー二シア」はそれぞれUURSGと南極の管理下に置かれ、G-179「ジェフティ」は行方不明となった。

 実験体の存在にもかかわらず、遺跡の研究については双方とも5年もの間大きな進展が見られなかった。「ノイル」も「ルーシニア」も遺跡の機能を有効化させる能力を持たないと推測された。そのため自然分娩で生まれた「ジェフティ」に期待がかかり、両国は捜索活動を強化した。彼女はGAVIRUL再現計画唯一の希望であり、両国は彼女を見つけようと躍起になった。しかし「ジェフティ」は2092年のパン屋作戦直前まで、まるで発見できなかった。

おまけ

少女前線2018年冬イベント「特異点」での一コマ
適当翻訳
「私・・・私の事はエリザって呼んで欲しい。私もあなたをルーニシアって呼ぶから。」

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