遠くが見える「茶筒」
APS-C Eマウント用としては唯一の望遠ズーム。焦点距離210mmは現時点では最も長い焦点距離で、これ以上遠くを見たい場合はMC-11とEFマウントレンズを組み合わせるか、あるいは300mmまで届くSEL70300Gのようなクソ高いレンズを買うくらいしか方法がない。
ちなみに
流通量の多いレンズ
一眼カメラの大きな需要として運動会、学芸会があるが、SEL55210はこれらのイベントのために販売されていると言っても過言ではない。そのため役目を終えるとあんまり使われずに中古市場に出回ることもあり、中には新品同様の品も混じっている。
外観
競合他社の望遠キットレンズと比べるとほんのちょっとだけ軽い。そしてただの筒のような外観と筒のようなレンズフードのおかげで割とダサい。その他の選択肢
お金がある人や我慢できなくなっちゃった人は以下のレンズから選んでください。
10万円台
SEL70200GSEL70300G
乗り換えるならこのどっちかになるはず。画質重視ならSEL70200G、望遠重視ならSEL70300G。ただし後者は性能に対して割高という評価から、買おうとすると
「もうちょっと頑張ってSEL100400GMを買いませう」
という声がどこからともなく聞こえてくるらしい。
20万円台
SEL70200GMSEL100400GM
SEL200600G
この辺を買う頃にはもう
「48回無金利ローンで実質無料」
「防湿庫から勝手に生えてきた」
「レンズを持つための筋トレで健康になったのでむしろお得」
とか言い出して周囲に呆れられているので何も考える必要はない。
他社製レンズ
MC-11+EFマウントレンズAF精度や速度を考えるとちょっと怖い。安い組み合わせなら10万円ちょいで買えるが自己責任でお願いします。
Kenko ミラーレンズ 400mm F8 NII KF-M400SENII
マニュアルフォーカスだけど1万円台で400mm。きっと世の中のレンズは全てAFだと勘違いして買っちゃった人もいるのではないだろうか。
コンデジ
RX10M4コンデジなんだけど超望遠かつ高速AFが使えるヤバいやつ。
写真
犬の上にも雀 |
基本的にキットレンズでボケはあまり気にしてはいけない。要するにボケを捨てて絞れば良いのだが、絞りすぎるとAF-Cが使えなくなるので要注意。あとシャッター速度も落ちるので手ブレしやすくなる。
ホコリと魚が同居する1枚 |
手ぶれ補正やAF精度については必要十分。像面位相差AFの使えるカメラと組み合わせれば動体撮影も難なくこなす。「買ってすぐお子さんを撮れます。しかも軽くて小さいです。」というのは売り文句としては非常に大きかったに違いない。しかも一眼レフと違い
画面端でも測距できる。
ミラーレス自慢の高速連写を組み合わせるとこんな感じ。
猫を撮れば許されると聞いて |
このレンズの一番の売りは「手軽に買えて、気楽に楽しめる望遠レンズ」である事。近所の猫を撮るために巨大なレンズを持ち歩くのは面倒。画質も大事だが、カメラを持ち歩かないと写真は撮れないのである。
なんと瞳AFが作動した1枚 |
散歩がてら猫だの鳩だのを撮りたい人にはおすすめしたい。
(上2枚、なぜかものすごい絞ってるけど気にしないでください。)
でも絞って撮れば良いと思うよ(適当)
SEL55210をつけっぱなしにする
「手近なものはスマホで撮るし、むしろ望遠が欲しい」と考えた結果、このレンズをつけっぱなしにする人も世の中に存在するらしい。(というか1度見たことがある。)
・・・悪いことは言わないのでSELP1650かSEL18135を買いましょう。
広角側は55mmなので使えないことはないが、遠くのものを撮るときと圧縮効果を狙う時以外はただのデカイ茶筒なので正直オススメしない。
おまけ
フィルター径は49mmですよ。あとホコリはちゃんと取りましょう。
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